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手記その他

聖者の交心 なをのみた交わる幻想郷制作レポ

・(本編で@OPにあたるシーン)
真昼間、突如紅魔館に乗り込んできた神子。
あっという間に寝ていたレミリア以外の面々を退け、そのまま風のように出て行ってしまう。
唖然とする紅魔館の面々はすぐに異変に気付く。
「妹様がいない…?」

・(本編で「A対面」にあたるシーン)
フランを神霊廟に連れてきた神子。幻想郷に来て以来聴こえ続けていた"声にならない悲鳴"の原因を知るためだ。
門番に中に入れてくれとお願いしたところ断られたので、強行突破した結果、悲鳴の元であるフランを見つけたのだった。
悲鳴の真相について何も言わないフランだが、神子は能力で理解する。それふまえてフランに神霊廟でゆっくりしていくことをすすめる。

・(本編で「B光彩」にあたるシーン)
いきなり連れてこられた神霊廟で、フランは布都と屠自古の関係を知る。
戦争を経験し今も決して仲良くはない、しかしお互いを認めた上での信頼関係を持っている二人。
一人考え込むフランの側に立つ神子。
今が駄目なのはわかってる。何が駄目なのかもわかってる。でもどうしたら良いかわからない。
不安をこぼすフランに、答えを与えることもなくただ相槌をうつ神子。

・(本編で「D再開」にあたるシーン)
いつの間にか日が暮れていたことに二人は気付かなかった。
紅魔館全員を従えたレミリアが、フランを取戻しに現れる。
多勢に無勢、必死に抗戦する神子は、その時レミリアのフランに対する思いを能力で知る。
しかし必中のグングニルをくらい倒され、捕まってしまう。

・(本編で「C回顧」「E後悔」にあたるシーン)
幻想郷に辿り着く前、現世では、吸血鬼を含めた悪魔に対する激しい弾圧が広がっていた。
仲間が次々と殺されていく中、レミリアには、ちからある吸血鬼として仲間をまとめていく必要があった。
しかしフランの方が能力も統率力も高いことを知っていたレミリアは、プライドと求められている立場の両方で悩み苦しんでしまう。
姉を哀れに思ったフランはわざと気の触れたフリをして、自らを貶める。
結果仲間たちはレミリアの元に団結、フランは危険な存在だとされ監禁される。

姉のために自分を殺した妹。
自らで決めたことにしろ、生まれる疑問、違和感、不安、葛藤、苦痛は、
少しずつ少しずつ積り、声ならぬ声として神子の元に届いたのだった。
レミリアも実はフランの苦しみには気づいていた。しかし元凶である自分が今更どうやって触れていけば良いか、レミリアにもわからなかった。


・(本編で「F序奏」にあたるシーン)
神子は紅魔館の地下に捕らわれていた。そこに壁抜けの能力を使って青娥が助けに現れる。
姉妹を助けにいくという神子に青娥は理由を尋ねる。
姉妹の、お互いに伝えたいのに伝えられない思い。願い。それを知ることが出来たのは、この世で神子だけだった。
疎ましく思ったこともある能力だが、姉妹が幻想郷に現れ、神子が幻想郷に復活して、こうして出会えたのはもはや運命で、
もしかしたらこの能力は姉妹を救うために授けられたものではないのか。
「……なんてね。誰かの助けが聴こえているのに、それを無視出来るほど腐った聖人じゃありませんよ」


・(本編で「G交心」にあたるシーン)
青娥と共に、姉妹の元に向かう神子。道中立ち塞がる面々を青娥にまかせ、姉妹のいる大広間に辿り着く。
話を聞こうとせず襲いかかってくるレミリア。必中のグングニルを再度神子に放つ。
それに合わせて耳あてを外す神子。研ぎ澄まされた聴覚は目を開けずとも、広間にある全ての存在を理解し、行動を予期した。
放たれるグングニルを全て避け、レミリアを倒す。


・(本編で「H終演」にあたるシーン)
ボロボロになったレミリアはそれでも神子に向かって牙をむく。吸血鬼として、当主として、妹の前で簡単に負ける訳にはいかないと。
その時レミリアと神子の間にフランが立つ。
無理しなくて良い。お姉ちゃんの代わりに私が戦うから。お姉ちゃんは私が守るから。
その言葉でレミリアは、今まで全てを自分一人で背負いすぎていたことに気付く。それが妹を苦しめていたことも。
立ち上がったレミリアは妹に謝罪する。共に戦おう、これからは二人で歩いていこう。

立ち塞がる姉妹を前に微笑む神子。直後その場に倒れてしまう。
聴こえ続けていた悲鳴のせいで寝不足だった神子は、悲鳴が鳴りやむと同時にやっと永い眠りにつけたのだった。


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 いかがでしょうか。ほとんど本編の内容と変わりありません。
これに応えて、なをが提出したプロットは、こちらとなります。
カッコ内は、本編で相当する場面です。

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